学校の教員としてのICT

私は私立高校で教員をしています。

 

昨今、新型コロナウイルスの影響でYouTubeを始め動画サイトやオンライン授業を行うなどの取り組みが加速しています。

 

なので現場で起きていることや私見を綴っていこうと思います。

 

動画サイトへ授業を配信することへの抵抗は学校教員の多くの人が持っているように思います。その要因として以下の事がありました。

 

・動画の作り方がわからない

・動画サイトの扱い方がわからない

著作権はどうなのか

・他のアップされている動画と見比べて劣る

 

他にも様々な要因があると思いますが、私が疑問に思った点について書いていきます。

 

動画の作り方が分からない

この点に関しては、これから多くの授業動画が世の中に出ていくことになり、場を共有した授業よりオンラインの環境でいつでも手軽に学習する事ができることにメリットが出てくるため動画を見て予習、復習を行う事が当たり前になると思われます。なので作れない人は作れる人に頼んで作りましょう。と言いたいことですが他の教員の負担になるので外部にお金を払って委託して下さい。しかしそれも現実的ではないので最低限教員としての必須スキルにこれからなると思います。

 

動画サイトの扱い方がわからない

この点に関しては、個人で動画をアップするのか、学校としてアップするのかで異なるとは思います。学校でアップする場合は使い方はわからなくても基本は大丈夫だと思われます。リテラシーがある人が管理してアップする形になるので知っておいて損はないと思いますが知らないからといって特別苦労することはないと思います。

 

著作権はどうなのか

これまで学校では、著作物を紙にコピーして配布するのは無許可でも認められていたが、インターネットを経由する場合は許諾が必要だった。しかしオンライン型の授業でも許諾の必要がなく利用できるようになったとの報道があった。(本来は有償での許可だったが今年に限り無償と条件付き)しかし SARTRASによる説明文を読んでもよく分からない。公衆送信は保証されているけどドリルはダメ教科書はOKなど具体例がほとんどなかったので学校の組織の中ではじゃあやめておけとなる可能性が高い。具体例が出てくると著作権を理解して動画を作成し配信しやすくなると思う。

sartras.or.jp

 

・他のアップされている動画と見比べて劣る

これを聞いて最初は唖然としました。この話には続きがあり劣った授業動画を見て他の動画授業が分かりやすかったら自分の授業を聞いてもらえなくなる・・・

他の動画と見比べて自分の価値が下がるみたいなことでしたが、それは生徒が他のを見て学習の効率が上がるのであればそれでいいと思います。(それ以上のことは言及しません)

 

と、このように現場の一部の声に焦点を当ててみました。より良い教育を目指して社会が大きく変わっていく過渡期になっていくと思います。

 

大きな夢へ、考え、行動しよう!君ならできる!